不安の解消

日常生活をすごしていると、不安なことって多いですよね。

実は不安を司る要素は、脳内の神経伝達物質が大きくかかわっているのです。

まず、脳内の神経伝達物質は、重要なものが三つあります。

ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンです。
最近では、これらの物質もよく耳にすることがあると思います。

このノルアドレナリンは、神経を興奮させる神経伝達物質で、
「やる気」や「意欲」を高める効果のある神経伝達物質です。
しかしその反面、ストレスに反応して
「不安」「恐怖」「緊張」といった感情・精神状態ともも引き起こします。

例えば、人は「不安」をかき消すために「やる気」を出したりします。
「緊張」するからこそ、「集中」します。
つまり、「不安」「恐怖」「緊張」などの要素から
「やる気」や「意欲」を高める効果があるのです。

しかし、過度にノルアドレナリンがでてしまうと
「やる気」や「意欲」よりも
「不安」「恐怖」「緊張」が勝ってしまうのです。

つまり、不安なことが頭を巡っている時というのは
ノルアドレナリンが脳内で沢山出ているのです。

実は、このノルアドレナリンの暴走を止める役割を持った
神経伝達物質があるんのです。
それがセロトニンです。

つまり、ノルアドレナリンが暴走して
不安な感情に支配されている時に
セロトニンが排出されますと
ノルアドレナリンの暴走を抑えてくれるのです。
そうすると、不安な感情も抑えられていくのです。

では、どうやってセロトニンをだすのかと言えば、
瞑想でできるのです。


先日、瞑想中は無念無想は良くないというお話を書きました。
卓越した政争の達人でない限り、無念無想をすると
嫌なことが浮かんでくるからです。
だから、瞑想中は、プラスの言葉を唱えるといいのです。

例えば「ありがとうございます」

これを何度も唱えるといいでしょう。
そうすると、潜在意識が、勝手に過去の
ありがたかったことを引っ張り出して結び付け
その感情に持っていき、セロトニンを出すんですね。

つまり、瞑想で目指すのは「無念無想」ではなくて
プラスになる言葉を、なんでもいいから何度も唱えることなんです。

唱える言葉は、プラスの言葉であれば何でもいいです。
「ありがとう」
「愛してます」
「うれしい」
「楽しい」
「幸せ」
「ついてる」
なんでもいいです。

つまり、不安の感情が強いときなどは
一度心を落ち着けて瞑想して
腹式呼吸で呼吸をしながら
プラスの言葉を何度も唱えていきます。
そうすると、脳がセロトニンを出してくれます。
ノルアドレナリンが出すぎて不安感情が多かった脳内の状態が
セロトニンが出ることによって抑えられ
不安感情から解放されるのです。