肩コリの解消

今回は肩こりについてです。
肩こりは、日本人の3分の1の人が自覚をしていると言われております。
30代40代の女性に至っては8割近くが肩こりを自覚しているとも言われています。

肩こりは現代人につきものになってしまいました。


同じ姿勢を続けたり、特定の筋肉ばかり使い続けていると
筋肉は緊張状態を起こし、筋肉の中の酸素が不足し、
乳酸等が作られてしまいます。
乳酸とは老廃物です。この老廃物が積み重なっていくと
その部分は硬くなり、コリにつながります。

そして、硬くなった筋肉の近くを通る血管も圧迫し、
血行を悪くしてしまいます。
そうなると、筋肉にとどく酸素の量も減り、さらに乳酸が作られ、
筋肉が硬くなります。そうすると、ますますコリを感じるようになります。

最近ではスマートフォンはパソコンにより、頭を斜め前に出してしまう傾向があります。
実は頭はボーリングの球と同じくらいの重さなのです。
ボーリングの球を斜めに持つと手が疲れますよね。
それが首なのです。
そして、付け根にも負担がかかります。
それが肩です。

つまり、前傾姿勢の体制が長い人ほど、肩こりというのは
多くなるのです。

背筋を伸ばして、床と垂直に立つことにより
肩に負担が少ない理想的な姿勢や動作を身につけることが、
肩こりの改善策であります。

この肩に負担のかからない姿勢を身体に意識させる時間として
瞑想はいいのです。


瞑想をするときに、身体をダランとしたフニャフニャ状態で瞑想をする人はいません。

瞑想するときは、背筋をピンとして床に対して
身体が垂直の状態になっていると思います。

実は、この状態が肩に負担のかからない状態なんです。

つまり、瞑想をしている時は、肩に負担のかかっていない状態なんですね。

普段の姿勢というのは、簡単に治せるものではありません。

ですから、一日に一回、正しい姿勢を意識する時間として
瞑想はいいのです。

ですから、瞑想するときには、
背筋を伸ばしてアゴをひきます。
頭の上についた"ひも"で上に引っ張られているようにイメージして
上半身は力を抜いて自然にします。
背中に力が入り背筋をピンと張りすぎた状態も、背骨の自然なカーブが消えるため腰に良くないのです。
力を抜いた状態が一番です。
肩の力を抜いて腹筋に力を入れます。
これが、肩に負担のかからない姿勢になりますので
瞑想の時に意識できるとよいと思います。

そして、瞑想だけではなく、普段の生活でも、
頭が前傾になるような姿勢は避けるようにする必要はあります。