欲しい・したいはいけない 言霊の力

日本には古来より、言霊という習慣がありました。

昔から日本人は、「言葉に宿る霊力が言語表現の内容を現実に実現することがある」と信じていました。
そのため、「よい言葉を使うとよい」「悪い言葉を使ってはいけない」と言われてきました。

よい言葉とは
「ありがとう」
「愛してます」
「うれしい」
「楽しい」
「幸せ」
「ついてる」
等など

悪い言葉とは
「悪口」
「嫉妬」
「泣き言」
「不安」
「不満」
「恨み辛み」
等です

良い言葉も、悪い言葉を、使っていると、そのような事象が起こりますよということなんです。

「ありがとう」と言っていると
また、「ありがとう」と言いたくなることが起きますし

「不満」ばかり言っていると、更に「不満」を言いたくなるような出来事が
起こってくるのです。

ですから、よい言葉を使い、悪い言葉を使わないということなんですが
実はもっと気を付けないといけない言葉があるのです。

それは、「○○が欲しい」「○○になりたい」「○○して欲しい」
実はこの言葉もよくないんです。

例えば、「土地付き一戸建てが欲しい」
何故か?
「土地付き一戸建てを持っていないから」

「健康になりたい」
何故か?
「健康じゃないから」

「私の話を聞いてほしい」
何故か?
「私の話を聞いてくれる人がいないから」

つまり、「○○が欲しい」「○○になりたい」「○○して欲しい」ということは
自分はすでに○○ではないということを宣言しているようなものなのです。

ですから、「お金持ちになりたい」と言っている間は、一生お金持ちになれないのです。

では、どうすればいいのか?

それは「感謝」をすればいいのです。

例えば
「健康な身体をありがとうございます」と言うのです。
それは、現在健康でなくてもいいんです。

「お金持ちになりました。ありがとうございます」と言うのです。
現在お金がなくてもいいんのです。

既に実現したと想定して感謝してしまうのです。

実は、これが言霊を利用するということなんです。

そして、瞑想の時にも、この言霊は役に立つのです。

瞑想などするときは、「無念無想」ではなくて
プラスの言葉は何度でも唱えたほうがいいのです。

プラスの言葉を何度も唱えていると、潜在意識が勝手に
その言葉に関わる思い出を探し出してくれるのです。

例えば「ありがとうございます」

この「ありがとうございます」を何度も唱えると
潜在意識が、勝手に過去のありがたかったことを引っ張り出して結び付け
その感情に持っていき、セロトニンを出してくれるのです。

しかし、何か願望があれば、その願望を感謝の言葉に変えて
何度も唱えてもいいと思います。

次の試験に受かりたければ
「試験に受からせていただいてありがとうございます」と
何度も唱えるのです。

何度も唱えていくと、言霊が潜在意識に入っていきますし
セロトニンが出ます。

セロトニンが出ることによって楽しい気分になります。
そして、セロトニンは体を動かす栄養分ですので、
セロトニンが出ると、体を動かすのが楽になるんです。

普通に3時間歩いたら疲れるのに、ディズニーランドで3時間歩き続けても
疲れないのは、セロトニンが出ているからなんですね。

ですから、瞑想の時も、この言霊をうまく利用するといいと思います。