シンギングボールで瞑想

今回はシンギングボールと瞑想についてのお話です

シンギングボールとは、5世紀以前より使われ始めた、
ネパール仏教やチベット密教に伝わる神聖な法具です。
現在では、癒しのアイテムのひとつとして、
瞑想などの集中力を高めたいシーンで、世界中の人々に利用されているアイテムです。

シンギングボールは倍音とも言われています。
音とは空気の振動です。振動は周波数をもっています。
倍音とは、基本となる音の周波数の倍の周波数を持つ音のこと。
例えば、100hzの音があったとしたら、倍の200hzの音が倍音です。

倍音は、音の印象(音色)を決定するのに非常に重要な要素です。
倍音の多い楽器の代表例として、シンバルやサックスがあげられます。
サックスの音が、リコーダーより明るくはっきりと聴こえるのは、倍音を多く鳴らす楽器だからです。

倍音が少ないと「丸く、輪郭のぼけたような、暗い、こもったような音」に、
倍音が多いと「鋭く、輪郭のはっきりした、明るい、よく通る音」になると言われています。
一般的に人は、倍音の多く含まれている声を好むとされています。

そして、シンギングボウルの倍音には、「1/fゆらぎ音」が含まれており、
私たちの脳波を覚醒しているときのβ波から、
安らかな気分でいるときのα波に導くことが分かっていますので
ストレスを解消するとも言われています。

1/fゆらぎは自然界の中に多く存在し、小川のせせらぎ、打ち寄せる波の音、
星の瞬き、木漏れ日、炎のゆらぎなどはその特性を持っていると言われています。

α波に導かれることにより、右脳と左脳のバランスを整え、
心身を落ち着いた状態に導き、オーラ、チャクラ、肉体、全ての調和が整えます。

そして集中力をアップさせ、創造性や想像力の活性化を促してくれます。

つまり、シンギングボールを鳴らすと
瞑想をしている時と同じような状態に持ってくることができるんですね。

ですから、瞑想をしている時に一緒にシンギングボールを鳴らすと
癒し、週張力の効果を高めるアイテムとして使用することができます。