腹式呼吸と胸式呼吸

呼吸方法には、二つあるって知っておりましたか?

胸式呼吸と腹式呼吸です。

胸式呼吸と腹式呼吸の違いは肺を膨らませる筋肉の違いになります。


胸式呼吸では横隔膜の動きに加えて外肋間筋という胸の筋肉を横に広げて肋骨を広げることで
肺が横へ膨らんで広がり、肺に空気を入れています。
この時に、胸や肩や首の筋肉をつかうので、その部分は緊張して力が入り堅くなってしまいます。


腹式呼吸では、肺と胃や腸などの内蔵を隔てている横隔膜を下げることで
肺に空気を入れます。
腹式呼吸の場合には、息を吸う時に肺を横に広げることはありません。
つまり、呼吸時に胸や肩の筋肉を使わないので、体全体をリラックスさせた状態にできます。


運動した時など、酸素が急激に必要な時は、胸式呼吸で酸素を一気に取り込みます。
腹式呼吸は、呼吸で余分なエネルギーを使わないため、
体全体の隅々まで酸素を行きわたらせることができます。

腹式呼吸をすると、脳にも酸素が行きわたりますので
頭がスッキリしたり、集中したりといった効果があります。

そのため、リラックスしたい時などは腹式呼吸がお勧めになります。


自分が胸式呼吸か腹式呼吸かは、お腹に手をあてて大きく深呼吸をします。
この時にお腹が膨れれば腹式呼吸
お腹が凹めば胸式呼吸になります。

腹式呼吸は意識的にできましたか?