瞑想して運がよくなる話

今回は、瞑想をして運がよくなるお話をします。


まず、イギリスの心理学者のリチャードワイズマン博士のお話をします。
この博士は、運について研究した学者として有名です。

この博士は、「自分は運がいい」と言っている人100人と
「自分は運が悪い」と言っている人100人を集めて
共通部分はないかといって調べたのです。

まず、最初に見つけた共通点は、考え方です。

「運のいい」と言っている人は運のいいことが起きると、
ずっとそのまま運のいいことが続くと思っているのですが
「運の悪い」と言っている人は、運のいいことが起きても
その反動で悪い事が起きると思っているのです。

逆に、「運のいい」と言っている人に悪いことが起きても、
それは一過性で、必ずまたいいことが起こると思い、
「運の悪い」と言っている人に悪いことが起こると、
やっぱり自分には運の悪いことが起こり続けると納得するするそうです。

次に見つけた共通点は考え方です。

「運のいい」と言っている人は行動力があるそうです。

とりあえず動く、行動する。
実は、行動することによって
「運がいいと言われる奇跡的な事象にぶつかる確率が高い」というだけなんです。

逆に、「運の悪い」と言っている人は、動かない人が多いそうです。
動かないというより、動く前にあきらめてしまっている人が多いみたいです。
運の悪い人は、行動しないので、奇跡的な事象にぶつかる確率が低いのです。

そして、「運のいい」と言っている人は、社交的な人が多いみたいです。
社交的ですから、数多くの人と喋るのです。
「運のいいこと」は、基本的に人から来るものです。
実は、社交的で数多くの人と喋るから、
自分に奇跡的な事象を持ってきてくれる人に会う確率が高くなる
というだけのお話なんです。

逆に、「運が悪い」と言っている人は、内向的な性格の人が多いみたいです。

また、「運がいい」と言っている人は、心に余裕があるため
視野が広いのだそうですが、逆に「運が悪い」と言っている人は
視野が狭いのだそうです。

このワイズマン博士が面白い実験をやったのです。

運がいいと言っている人と、運が悪いと言っている人を
同じ喫茶店に呼ぶのですが、その喫茶店の入り口に
お札を落としておくのです。
運がいいと言っている人はそのお札を見つけることができたのですが、
運が悪いと言っている人は、そのお札に気が付かなかったのです。

こうやって、視野の範囲まで変わってしまうそうです。

そして最後に、「運がいい」と言っている人は、自分の直感に頼ることが多く
直感を研ぎ澄ますためのリラックスや瞑想を欠かさない人も多いそうです。

瞑想などするときは、「無念無想」ではなくて
プラスの言葉は何度でも唱えたほうがいいのです。

プラスの言葉を何度も唱えていると、潜在意識が勝手に
その言葉に関わる思い出を探し出してくれるのです。

例えば「ありがとうございます」

この「ありがとうございます」を何度も唱えると
潜在意識が、勝手に過去のありがたかったことを引っ張り出して結び付け
その感情に持っていき、セロトニンを出してくれるのです。

唱える言葉は、プラスの言葉であれば何でもいいです。
「ありがとう」
「愛してます」
「うれしい」
「楽しい」
「幸せ」
「ついてる」
なんでもいいです。

例えば、「ついてる」は1秒間に2回言えます。
瞑想中に「ついてる」を唱え続けていると仮定すれば
10分間瞑想すると1200回も「ついてる」と唱えたことになります。

1000回以上「ついてる」を唱え続けると
気持ちも楽になり、少しは身体が楽になると思います。

それはセロトニンが出ているからなんです。

セロトニンが出ることによって楽しい気分になります。
そして、セロトニンは体を動かす栄養分ですので、
セロトニンが出ると、体を動かすのが楽になるんです。

普通に3時間歩いたら疲れるのに、ディズニーランドで3時間歩き続けても
疲れないのは、セロトニンが出ているからなんですね。

つまり、瞑想してプラスの言葉を唱えていると
潜在意識が、勝手に過去のありがたかったことを引っ張り出して結び付け
その感情に持っていき、セロトニンが出て
気分もよくなり、身体も楽になる。
そうなると心も気持ちも楽ですから前向きになれます。
そうなることによって、行動的になったり社交的になると
一般的に「運がいい」と言わるようなことに出会う可能性が高くなるんです。

瞑想して運がよくなるとは、こうゆうことなんです。