夏風邪

今回は、夏風邪について書きたいと思います。

風邪と言えば、冬にひくものという認識がありますが、
冬に流行る風邪のウィルスとは、乾燥している場所を好むウィルスなんです。
そして、よく夏風邪と言われているのは、夏の暑さと湿気を好んで活発に活動するウイルスであり
冬の風邪とは違うウィルスなんです。
そのため、気温と湿度が高い5月から8月までの間、活発に動きます。

夏風邪ウィルスの症状は主に「頭痛」「喉の痛み」「発熱」「下痢」「腹痛」などです。

しかし夏風邪は、冬の風邪やインフルエンザと違い
予防薬やワクチンはありません。

この夏風邪を予防するには、自分の免疫力を高めるしかないのです。

しかし、夏に免疫力を下がるとして注意をしなければいけないのが
冷房による体の冷えと、夏バテによる体の疲労です。

暑くて汗をたくさんかいた状態でクーラーや扇風機に長くあたっていると
汗が引っ込んで急に寒くなってしまったりします。
これが体を冷やす原因なのです。

体温が1℃下がると免疫力が30%下がると言われています。

また、疲労がたまると自律神経のバランスが崩れ、
引きずられるようにホルモンや免疫力のバランスが崩れます。

こうやって、冷房による体の冷えと夏バテによる疲労で
免疫力が低下して、夏風邪のウィルスを撃退できなくなり
風邪をひいてしまうのです。

それを防ぐ方法として有効なのが瞑想です。


瞑想は腹式呼吸です。

腹式呼吸は、横隔膜を下げることにより呼吸をする呼吸法です。
胸郭が前後左右に拡大させて呼吸をする胸式呼吸に比べると
腹式呼吸の方が酸素の流入量が多いです。


まず私たちが栄養を得る手段として大切なことは
食べ物を食べるということです。
しかし、食べたものが分解され、血液中に吸収され
全身の細胞に届けられた後、科学的なエネルギーに変化するには
「酸化」することが必要なんです。

その酸化に必要なものが「酸素」なんです。

つまり、酸素の吸入量が増えますと、新陳代謝が一層促進されることとなり、
体温が上昇していきます。
特に新陳代謝が滞りがちな手足において酸素と炭素の交換が
促進され、手足がぽかぽか温まってくるのが感じられるようになるはずです。

そして酸素には、疲労やだるさの原因となる血中乳酸を、分解・除去する働きがあります。


また、横隔膜には自律神経が密集しているため、
腹式呼吸で横隔膜を動かすことにより
副交感神経がより刺激を受け、その結果体全体がリラックスし、
血流が促進されるのです。

このように瞑想をすることによって、
夏バテによる疲労や、冷房などによる冷えを防いでいけば
夏風邪などは予防ができるかと思います。