依存症ってありますよね。
パチンコ依存症、ギャンブル依存症
たばこの喫煙だって依存症ですよね。

まず、依存症って何故起こるのでしょうか?


脳内の神経伝達物質は、重要なものが三つあります。

ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンです。
最近では、これらの物質もよく耳にすることがあると思います。

昨日はノルアドレナリンについてお話をさせていただきました。

本日はドーパミンについてのお話です。

ドーパミンは、快感、やる気、学習能力、運動機能や記憶力といった働きを司る
「報酬系」と言われる神経伝達物質です。

ドーパミンは、生存するための意欲や、過去の経験から学習する能力といった、
生物が生きる上で必要不可欠な機能を担っています。

ドーパミンの基本的な作用は、何らかの行動をしたときに、
ドーパミンが分泌することによって快感を与え
再びその快感を得るための意欲を生じさせたり、
さらにより効率よく快感を得るために学習することにより
その行動の精度を向上させようとする動きがあります。


このように書くと、ドーパミンはものすごく優秀に聞こえますが
このドーパミンが暴走した状態というのが、
タバコやアルコール、ギャンブルを始めとした
「○○依存症」と言われる症状です。

同じ行動を繰り返すたびにでる脳内ホルモンですが
人体に害を及ぼすものに関しても、このホルモンが出てしまうのが欠点です。

そして、このドーパミンの暴走を止めることができるのが
セロトニンです。


では、どうやってセロトニンをだすのかと言えば、
瞑想でもできるのです。


想中は無念無想は良くないというお話を書きました
卓越した政争の達人でない限り、無念無想をすると
嫌なことが浮かんでくるからです。
だから、瞑想中は、プラスの言葉を唱えるといいのです。

例えば「ありがとうございます」

これを何度も唱えるといいでしょう。
そうすると、潜在意識が、勝手に過去の
ありがたかったことを引っ張り出して結び付け
その感情に持っていき、セロトニンを出すんですね。

つまり、瞑想で目指すのは「無念無想」ではなくて
プラスになる言葉を、なんでもいいから何度も唱えることなんです。


唱える言葉は、プラスの言葉であれば何でもいいです。
「ありがとう」
「愛してます」
「うれしい」
「楽しい」
「幸せ」
「ついてる」

なんでもいいです。

つまり、依存症だなと感じた時には
一度心を落ち着けて瞑想して
腹式呼吸で呼吸をしながら
プラスの言葉を何度も唱えていきます。
そうすると、脳がセロトニンを出してくれます。
ドーパミンが出すぎて依存症であった脳内の状態が
セロトニンが出ることによって抑えられ
依存症から解放されるのです。