サウナで瞑想

今回は汗についてです。

まず、汗はなんでかくか知っていますか?

体温が上がると皮膚が熱を持つので、身体から水分を出すことによって
皮膚から冷やしていくのが目的なんです。

ですから、暑い日や運動して体温が上がったときなど
身体を冷やすために汗が自然と流れてきます。

また汗は、身体を冷やすためだけではなく
実は肌にとっては重要な役割を果たしているのです。

例えば皮脂腺が分泌される皮脂と混ざりあうことで肌を外部刺激や乾燥から守る皮脂膜を形成したり
肌に無数に住みついている皮膚常在菌のエサになって肌環境を維持するのに役立っているんです。

普段あまり気にかけることがない皮膚の常在菌ですが、この皮膚常在菌は肌を弱酸性に保ち、
カビや花粉といった外部刺激や病原体から肌を守ってくれています。
この皮膚常在菌が活動するには、エサとなる汗、そして自ら熱を生み出せないため、一定の皮膚温が必要になります。

そのため、身体を温めて汗を出すということは必要なのです。
よく、運動もしないし、いつもシャワーで済ませているという人がいますが
そうゆう人は、体温も上がりきらないため、汗をかくという機会が少ないだろうし、
汗をかかないということは、身体のめぐりも代謝も活性化することがないということですから
皮膚常在菌にとってはもちろん、肌や身体の機能も低下する可能性があります。

ですから汗を出すことは大切なのですが
その後に、汗として出す水分と同じ量の水分を補給することが大事です。

水分不足になると血液がドロドロになってしまいますので
脱水症状や高血圧、冷えなどの症状が出てしまいます。

実際に何リットルの汗をかいたというのはわからないので、
気持ち多めに水分補給はしていった方がいいと思います。


また、日本では、労働や努力の象徴として汗を慣用句として使用してきました。

「汗水たらす」
「汗を流す」
「血と汗の結晶」
「額に汗する」

また、心理的な表現でも汗を使っています。

「手に汗握る」
「冷や汗をかく」
「汗顔の至り」

さて、ここまで汗についてお話しをしてきましたが
肝心な瞑想との関連のお話ですね。

汗を手っ取り早くかくと言えばサウナを思いつく方は多いと思います。

サウナに入っている時に瞑想するのがお勧めなんです
私も、温泉施設などに行き、サウナに入った時などは必ず瞑想します。

瞑想は、背筋を伸ばして、腹式呼吸で呼吸をして
「ありがとう」「うれしい」「幸せ」などの
プラスの言葉を何度も唱えるだけでいいのです。

サウナで汗をかきながら瞑想すると、身体にも心にもいいですよ。