風邪をひかない体に

今回は、瞑想をすると風邪をひきづらくなるというお話です。

まず、風邪をひきづらくなるのは、免疫力があがるからです。
免疫力が上がる理由として、リンパの流れがよくなるからです。

まず、リンパのお話をしますと
血液の中には「血漿(けっしょう)」という成分が含まれていますが、この血漿の一部が血管の外にしみ出して「組織液」となり、リンパ管に回収されて「リンパ液」となるしくみとなっています。

リンパ管は内臓や皮膚といったところに網の目状に広がっており
血液に沿った形で体中を張り巡らされております。

そしてリンパ管の通り道に800箇所ほどの「リンパ節」と呼ばれる
卵型の節があり、リンパ液に含まれる細菌や異物を除去する役割を持っています。

このリンパ節では、『老廃物の回収と排泄』
『細菌の退治』『ウイルスなどへの抗体を作る』
『異物や細菌を血管に入れない』といった役割を果たしてくれております。

血液は心臓が流してくれるのでいいのですが
リンパには、血液でいうところの心臓の役割をしてくれるものがありません。
ですから、周りの筋肉によってリンパ官の中のリンパを押し出していくのです。
運動不足になると、リンパの流れが滞るのはそのためなんです。

結局、運動不足などでリンパの流れが滞ると
リンパ管に吸収された細菌などがリンパ管までたどり着きません。
それに新たにリンパ官に細菌を送れません。
そうなると、体内に細菌が滞ってしまいます。

リンパを流してあげることが、免疫力をあげ
風邪をひきづらい体質をつくるのです。


例えば、長いホース状の筒に、液体が詰まっているとします。
一か所押すと、つながってさえいれば、別の穴の開いた場所が
その液体が出てきますよね。
それと同じで、リンパ管を一か所を刺激して、集中的に流してあげれば、
体全体のリンパが流れていくのです。


実は、ここで出てくるのが腹式呼吸なんです。
腹式呼吸は、横隔膜を下げることによって肺を広げる呼吸法です。

この横隔膜の下に、リンパの塊があり、
腹式呼吸をすると、このリンパの塊を刺激するので
リンパの流れがよくなすのです。

ですから、瞑想をすると、瞑想は腹式呼吸です。
腹式呼吸で、横隔膜の下のリンパを刺激ます。
その刺激によって、体全体のリンパの流れがよくなります。
リンパの流れが滞ることによって体内の細菌がリンパ管に吸収され
リンパ節で退治されます。

だから、瞑想をすると免疫力が上がり
風邪をひきづらい体になるのです。