最近は、パソコンが数多くの職場で取り入れられ
仕事で、朝から晩までパソコンの前に座りっぱなしという方は
少なくありません。

そう言った方に、多く出ている症状としては
目が疲れた、首コリ、肩こり、腰痛、冷え
なんですね。

 


実は、パソコンを長時間使用されている方はこれらの症状がワンセットになっているケースが多く
VDT(VDT:ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)症候群とも言われているのです。

なぜ、このようなことが起こるかというと

パソコンなどのディスプレイを使った長時間の作業をしていると
まばたきが減ります。

瞬きが減ると、目が乾きます。
要はドライアイです。

目というのは、涙が目の周りを覆っており
涙を通して初めてピントが合うんですね。
しかしドライアイになるとピントが合いません。
しかし目はそんなことはわからないので
ピントを合わせようと一生懸命目のレンズを動かします。
すると目が疲れてきます。
いわゆる眼精疲労です

しかし、目が疲れても一向にピントが合わないわけですから
最終的に顔が前に出ます。

顔が前に出ますと、身体から見て
頭を斜めに支えている形になります。

実は、頭の重さは4~5㎏と言われており
ボーリングの球と同じくらいなんですね。

つまり、ボーリングの球を、斜めに持っていると
手が疲れるように、頭が斜めに前に出た状態でいると
それを支える、首と肩に負担がかかります。

この状態を長く続けていると肩こり、首コリになるのです

そして、腰を起点に体全体が前のめりになりますと
支点である腰に重心がかかりますので
腰にも負担がかかり、腰痛になります


そして、同じ姿勢で座ったまま作業をしていると
血行が悪くなり体のすみずみまで温かい血液が行き届かなくなり
冷え性にもつながります。

そして、このように体の数か所が不調になることにより
ストレスが少しずつ溜まっていき、「理由もないのにイライラする」
「不安感が強くなる」などの精神症状もあらわれてきたりします。


これらの流れは、パソコンやテレビ、スマホなどで長時間作業することによって
起こる症状であり、現代病と言われています。


このような状況を回避する方法としては、
体にとって、正しい姿勢の時間を作ってあげることです。

つまり、それが瞑想の時間でもあるのです。

瞑想するときには目を閉じて姿勢を正します。
この目を閉じて姿勢を正している時間は、
目、首、肩、腰に負担がかかりません。
負担がかからない時間を作ってあげることによって
目、首、肩、腰も楽になるのです。


パソコンを長時間やっている場合には、
どこかのタイミングで姿勢を正して目を閉じて
大きく深呼吸して落ち着いてみてください。
仕事中なのでそんなに時間はかけられないと思いますが
1分とかでもいいのです。
終わったら、また仕事に戻ります。

こんな感じの簡単な瞑想を、
仕事の合間に頻繁に取り入れることにより、
目、首、肩、腰にかかっている負担が軽減していくのです。