血液もサラサラに

よく、「血液がドロドロ」という言葉を聞きますが
実際に血液がドロドロしているのではなく
赤血球や白血球、血小板の量や質に異常が起こり、
血液が流れにくくなっている状態のことを言っているのです。

太い血管のところでは、多少流れが悪くても問題はないのですが
毛細血管で血液が流れにくくなると、毛細血管の先の部分には
酸素や栄養は行かないということになります。
そうなるとその部分にある細胞は死んでしまいます。
この状態が 脳や心臓でおこったら
生死にかかわる問題に発展してしまいます。

この、血液が流れにくい状態
いわゆる血液がドロドロの状態は
日常生活にあります。

例えば、普段から水分はあまり取らない人は、血液中の液体成分が減り
赤血球が増加しますので、血液は流れづらくなります。
また、のどが渇いたら、水ではなくアルコールを飲んでしまう人や
毎日のようにお酒を飲む人も同じです。

お酒というのは、身体から見たら毒です。
お酒を飲むとトイレに行きたくなるのは
体がお酒を体内から出そうとするのです。

その時に、体内の必要な水分まで出してしまうのです。
ですから、お酒を飲むと脱水症状になってしまうのです。

脱水症状になると、血液中の液体成分が減り
赤血球が増加しますので、血液は流れづらくなります。


また、食べ過ぎると消化吸収、燃焼が十分になされないため、
血液中には老廃物が増加することにより血流も悪くなります。
血流が悪くなると、体も冷えてきますので
血液中の老廃物の燃焼が妨げられ、よけい血流が悪くなり
いわゆるドロドロの状態になるのです。

また、食べ過ぎの人は胃腸の消化能力以上のものを食べてしまうということなので、
食べ物に対する胃液、腸液、胆汁などの消化液が不足します。
それも、血液が汚れる原因となります。

肉や脂っこい食べ物も、血液中に余分な栄養があふれるため、
血を汚す原因になってしまいます。

このように、普段の日常生活により、
血液の流れは悪くなり、いわゆる血液ドロドロの状態を作り出しているのです。

しかし、このような血液ドロドロの状態でも
瞑想で改善されるのです。

瞑想は腹式呼吸です。
腹式呼吸で大きく息を吸うことによって横隔膜が下がります。
息を吐くと、横隔膜が上がります。
息を吐ききると、横隔膜が上がっているので、これ以上息を絞り出すことができません。

そのため、腸を包んでいる筋肉である腹横筋が縮むことによって
息を絞り出そうとします。
そして、この腹横筋は、腸を包んでいる筋肉ですので
この筋肉が縮むことによって、腸に刺激を与えるのです。

腸に刺激が与えられることにより、腸内の便を出し
腸内環境を整えます。

血液は腸から栄養を摂っていますので
腸内環境が整うことによって
血液もきれいになります。

また、瞑想中は「無念無想」ではなくて
プラスの言葉は何度でも唱えたほうがいいのです。

唱える言葉は、プラスの言葉であれば何でもいいです。
「ありがとう」
「愛してます」
「うれしい」
「楽しい」
「幸せ」
「ついてる」
なんでもいいです。

例えば「楽しい」

これを何度も唱えるといいでしょう。
そうすると、潜在意識が、勝手に過去の
楽しかったことを思い出してくれるのです。
そうなると、脳からはβーエンドルフィンなどのホルモン用物質が分泌されるので
血行がよくなり体が温まりますので、血液が綺麗になります。

そのため、瞑想は血液のドロドロも解消にも役立つのです。