ストレス解消

瞑想でストレス解消というお話です。

まずは、自律神経のお話からします。

人の体には交感神経と副交感神経があります。

交感神経とは、活動・緊張・ストレスの神経で
不安・恐怖・怒りなどストレスを感じている時に交感神経が働きます。
交感神経が働くことにより、血管がちぢんで、心拍数が増え、
筋肉が緊張して、状況の変化にすばやく対応できるよう、体が準備をします。


副交感神経は、修復・休息・リラックスの神経で
睡眠中、リラックスしている時、ゆったりと落ち着いている時に
副交感神経がはたらきます。
副交感神経は「からだの修復」が主な役割です。

つまり、昼間の活動で交感神経を優位にして活動をこなしますが
身体には疲労やダメージを受けます。
その身体を夜の睡眠で休息させて、副交感神経を優位にして
疲労やダメージを修復して元気な状態に戻します。
このバランスによって、人間は健康を維持できるしくみとなっています。

この、副交感神経と交感神経の交換をうまく操作しているのが自律神経なのです。
自律神経のバランスが悪いと、家にいて心身ともに休めたいときに
ストレスがかかっている状態、交感神経が優位な状態になっているのです。

ですから、ストレスを軽減させたい場合には、副交感神経を優位にさせてあげればいいのです。

瞑想は、腹式呼吸で行います。
腹式呼吸で横隔膜が上下運動するのですが、この横隔膜に自律神経が密集しているため、
横隔膜を上下する腹式呼吸をすればするほど、
自律神経を刺激し、副交感神経が優位になり、リラックしてくるのです。

ですから、ストレスを解消したいというときには
ゆっくりと腹式呼吸で呼吸をするのです。

その時に、無念無想はやめたほうがいいです。

プラスの言葉は何度でも唱えたほうがいいのです。

例えば「ありがとうございます」

これを何度も唱えるといいでしょう。
そうすると、潜在意識が、勝手に過去の
ありがたかったことを引っ張り出して結び付け
その感情に持っていき、脳内伝達物質のセロトニンを出すんですね。

ですから 唱える言葉は、プラスの言葉であれば何でもいいです。
「ありがとう」
「愛してます」
「うれしい」
「楽しい」
「幸せ」
「ついてる」
なんでもいいです。

セロトニンがストレス感情を抑えてくれるのです。

ですから、瞑想はストレス解消にもなるのです。