実際に声に出した言葉が、現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、
良い言葉を発すると良い事が起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起こるとされていました。

そして、日本は言魂の力によって幸せがもたらされる国
「言霊の幸ふ国」ともされてきました。

『万葉集』にこんな歌があります。

そらみつ大和の國は
皇神(すめかみ)の嚴くしき國
言靈の幸ふ國と
語り繼ぎ言ひ繼がひけり

「山上憶良 894」

そのため日本では、昔から言葉を大切にしてきました。

「ありがとう」とは、
「有ることが難しい」=「滅多にないこと」
滅諦ない事だからこその感謝、ありがとう
と、いうことで感謝の気持ちを表す言葉として使われてきました。

一人さんは、天国言葉と言って

「愛してます」
「ついてる」
「うれしい」
「楽しい」
「感謝してます」
「しあわせ」
「ありがとう」
「ゆるします」
この8つの言葉を常に話すように心がけましょうといっています。

実は、このような言葉は、ただ唱えているだけでいいのです。

例えば「ありがとうございます」
この「ありがとうございます」ひたすら言います。

そうすると、潜在意識が勝手に「ありがとう」と言えるものを
探しに入るんですね。
例えば、過去の記憶の、ありがたかったことを結び付けてくれます。
そうすると、そのありがったかった時の記憶を思い出し
勝手に脳内ホルモンのセロトニンを出してくれるのです。

ですから、「ありがとう」などの素敵な言葉を何回も唱えていると
気分が楽になったり、楽しくなったり、明るくなったり、体が楽になったりします。
体を動かすための栄養素の一つにセロトニンなんです。
ですから、セロトニンが沢山出ますと
体が楽になるのです。

そのため、天国言葉を沢山言っていると、体が楽になるのです。

また、「ありがとう」を連発して言うことによって
潜在意識が「ありがとう」と言える事象を探しに入りますので
これから「ありがとう」と言えるような出来事に
気が付きやすくなるんですね。

ですから、天国言葉と言っていると
更に同じ言葉を言いたくなるできごとが引き寄せられるとは
そうゆうことなんですね。